◆ルチノーパールパイド◆

 ルチノーパールパイドは,時に全身が濃い黄色一色で覆われることがあります。これは,ルチノー遺伝子によって黒い色素が取り除かれている上,パール遺伝子とパイド遺伝子が黄色を強調する傾向にあるためです。さらに,パールの柄がパイドによって弱められるので,黄色一色の個体が出現することになります。もっとも,ルチノーパールパイドが必ず黄色一色になるというわけではありません。

 最近,肝臓病の結果としてオカメインコが黄色化することが知られています。いわゆるイエローやバタカップと呼ばれているものの中には,病鳥が含まれている可能性も否定できません。しかし,同時に品種的特徴として黄色が強調されていることもあるわけで,一概に黄色いことが悪いとはいえないと考えています。とはいえ,心配な場合にはやはり獣医師の先生に相談することをお勧めします。